「この指とまれ」連載【書き続けるという挑戦vol.15】

11月下旬、次男の断乳を試みた猿渡です。
寝るにもおっぱい、お腹が空いたらおっぱいだった次男ですが、断乳をして10日ほど……
まだ、お風呂などでは恨めしそうに見てくることもありますが、
それ以外はおっぱいを欲することがなくなり、断乳は順調に進んでいるよう。
彼なりに、「もうおっぱいはもらえないんだ」と自分に言い聞かせて、我慢をしながら、
毎日を過ごしているんだなと思うと、1歳でもしっかり意思があるんだなと感心させられます。

その代わり、ここ最近の食欲は尋常ではありません。
口に何かを入れている状態が落ち着くのか、
常に「マッ、マッ!」とご飯やお菓子がある場所を指さしながら、催促してきます。
3歳の長男よりも量を食べている。
この子の食欲は底なしかと思う日々を送っています。

断乳して一番楽になったのは、なんといっても寝かしつけ。
これまでは夜中に何度も起き、その都度おっぱいを飲んでいた次男ですが、断乳してほとんど起きなくなりました。
たまに起きても、背中をトントンとしていればまたスヤスヤと眠ってくれます。
……なんて楽!(笑)
おかげで、夜に少し時間ができ、いろいろできるようになったのが嬉しいかぎりです。

そしてこの11月、4年ぶりに夜行バスに乗りました。
行き先は東京。
0泊2日で、校正のスクーリングを受けに行ってきました。
これが断乳のきっかけになったわけです。
次男妊娠期に「校正実務講座」という通信講座を受けており、校正の基本を学びました。
それから外注校正などで仕事を少しするものの、やはり、学んだっきりというのは心配でした。
そんなときに届いたスクーリングの案内。
「これはもう行くしかない!」と東京行きを決意しました。
ただ、朝9:30スタートだったため、新幹線で行くにも朝早いし……
と悩んだ結果、夜行バスという手段を選ぶことに。
尾てい骨骨折持ちなので、長距離バスはあまり好きではないのですが、
なんとか無事に往復できて「まだイケる」と思った次第です。

スクーリングでは新潮社校閲部の方が講師で、実際のお話を聞きながら、
校正について復習ができたので、参加してよかったなと思いました。
1年に1回開催されるようなので、振り返りの意味も込め、こういった場には参加していきたいなと思います。

帰りの夜行バスまでの時間は、断乳したということをいいことに、何年ぶりかの一人酒を楽しんできました。
何軒かはしごする予定だったのですが、一軒目に行った場所が居心地よく、つい長居してしまいました。
一人で飲むことはまたしばらくなさそうなので、十分楽しめた東京の夜でした。

これからは旦那さんと飲むという楽しみができたので、
夜は仕事ばかりせず、旦那の晩酌相手になろうと思った私でした。