「この指とまれ」連載【書き続けるという挑戦vol.12】

こんにちは、8月ももう終わり、暦のうえでは秋ですね。
今年はどんな秋を感じることができるだろうかと思っている猿渡です。

今夏は豊田市内を中心に読書感想文教室を開催しました。
ありがたいことに口コミでも広がり、名古屋市や静岡県湖西市でも出張開催を。
7月末から8月末までの約ひと月で9回、46名の小・中学生と関わることができました。
昨年は約20名だったので、倍以上の作文を担当。
1回あたりの人数も2~9名と幅広く、教えることよりも学んだり発見したりすることが多い1ヶ月でした。

多くの気づきがあったなかで一番強く印象に残ったことは
「自分が本を選んだか」「親にすすめられたか」の違い。
親が本をすすめることは悪いことではありません。
ただ、すすめるのであれば「親自身が読んでいて、親が好きな本」をすすめてほしいなと思います。
そうすれば、子どもが感想文を書くときにお互い話しながら書くことができるし、
子どもが書くことに悩んでいても、「ここ面白かったんじゃない?」と親から言葉を投げかけることができます。
逆に「今年の課題図書だから。
本屋さんでオススメって書いてあったから」という理由で親が読んでいない本を選んだ場合、
子どもが面白かった・良かったと思ってくれたら万々歳ですが、そうでない場合は、
「これ母さんが選んだから……とりあえず読んでみたけど、なにも思わなかった」と行き詰まることも。
そんなときに、親は「とりあえず何か思ったでしょ?書いて」としか言えなくなってしまいます。
だから、親が本を選ぶ場合には、ぜひ親も同じ本を読んだうえですすめてあげてほしいなと。

……親も忙しいのでそんな時間は作れないというのもわかります。
そういう人はなおさら、子ども自身が興味のわいた本を読ませることをオススメします。
自分で選択して、自分の思ったことを整理して文章にする。
それだけで子どもは大きく成長できるものです。
こういった気づきも来年は事前にお伝えしていきたいなと思った夏でした。

さて、話は変わりますが、お盆前は実家に子どもたちを預け、単身高知よさこいへ参加。
1日目の夜に少し体調を崩してしまったものの、
2日間すべての演舞を踊りきることができ、個人賞のメダルもいただくことができました!
改めて、踊ることは楽しいと感じた2日間でした。
秋はイベントが続くので、時間の合うときには参加していきたいなと思っている次第です。

夏の大仕事が終わり、少し気が緩み体調を崩している私ですが、
ゆっくり養生しながら、秋もいろいろ活動していきたいと思います。